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July 29, 2007

TOWイベントプランナーズスクール編 「現場主義のイベント企画」(日経BP企画)

イベントプランナー養成学校で弁を執る現役プロデューサー等の講師陣による、現場での体験から得られた知識を教授する一冊。

大学の「イベント論」の期末試験に参考になるかと思ったが、惜しかった。本書では博覧会の歴史についても触れられているのだが、第一回ロンドン万国博覧会以後の博覧会について。試験の一題に出たのは「イベントの起源から1851年ロンドン博までの歴史を論ぜよ」だった。

街づくりや地域交流、新技術の普及、観客誘致という側面を持つイベントは、観光とも結びついている。これから確立されていく新しい学問である、「イベント学」や「観光学」を学ぶ上で、役に立つのではないか。プロデューサーに必要な資質や、これからのイベントに求められるものの記述は参考になる。

プロデューサーの資質は、陽気、呑気、根気だと思っています。誰とでもつきあえるような陽気な人であること、自分のできないことに関しては気にしないという呑気な部分を持っていること、そして絶対にいつかやってやるという(時を待つ)根気がいります。それに加え、プロデューサーは、気配りもしなければなりません。挑戦しなければならない時があるからこそ、先に気を配っておく。目配りもおこたりなくする。(pp.45)

(中略)そして、リーダーシップ。会ったこともない大勢の人が一緒に働くわけです。プロデューサーとしては、その人たちに自分の考えを伝え、理解させなければいけません。多少の間違いは認めさせるくらいのリーダーシップがないと、人を引っ張れません。それには、どうすうればいいのか。リーダーシップを発揮するには理屈をこねすぎない、分かる言葉で話す、スタッフの性格を把握するという三点が重要です。
「この人はどういうことを間違いやすいのか」「どういうことが向いているのか」といったことを、常に把握しておく。また現場にいる末端のアルバイトなどは、プロデューサーと会ったことはほとんどないでしょう。それでも会場では、プロデューサーが歩いているという雰囲気と迫力を持たないといけません。一種のヒエラルキーがなければ、プロデューサーとしての地位は確立できないのです。(pp.174)

また企業のPR、SP(セールスプロモーション)を請け負ったイベント会社が、イベント企画の過程でクライアントの目的達成について考えた結果、発注されたもの以上の提案を行って成果を収めた事例が紹介されている。イベント企画が、単発の仕事に留まらず、企業活動と密接に関係して発展していく可能性を示したものと言える。

Amazon.co.jp: 現場主義のイベント企画: 本: TOWイベントプランナーズスクール:

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