今更ながら「Rookie Jam 07 総括」
「Rookie Jam」ってのは以前、ここに書いた、4月に行われたオリエンテーション合宿のことなのだが、学内に今これのリポートをテーマにした新聞が張り出されていて、恥ずかしい写真つきでオレのコラムも載っている。これは、新聞を制作したサークルの人におだてられて、オレが書いた原稿を渡したのだが、まぁ当初聞いてたのとはちょっと話が違っている。インタビューということであったが、結局テーマを3つほどだけ投げられて自由に書けといわれたので、締め切りに間に合わせようと必死になって2200字程の文を書いたのに、紙面スペースが足りないとか言う最初からわかりきっていた理由で勝手に400字程に大幅減量された挙句、編集後の原稿チェックもされないまま気づいたら完成版が張り出されていたという随分な編集能力を見せ付けられた。それなりの事情は察するが、十分な説明がされていないことにかなりの不満。別に影で悪口言う気は毛頭無く、これだけは避けて欲しいというのは再三伝えておいたつもりだったのだが、見事にスルーしてくれたようなのでもはやあきらめ。
というわけでノーカット未編集バージョンをここに掲載。うわ、こんなん書いたらオレかなり高圧的に見えるんじゃない?凹むぅ。
「Rookie Jamを振り返って」
■関西国際空港見学
あれは正直みんな疲れすぎだったでしょう?(笑)2日間とも朝が早かったし、スケジュールの最後の部分だったので、空港に入っていった時点でもう結構な数の人が話を聞く体制ではいられなかったんじゃないかと思います。個人的には空港の見学はとても楽しみにしていました。ANAのオペレーティングルームを見学させて頂いたり、グランドホステスの方のお話を聞かせていただいたり、なかなかこういう機会がなければ出来ない貴重な体験だったと思います。欲を言えばもっと突っ込んだ質問をしたかったのですが、オレ自身も集中して聴いていられる状況ではなかったのが心残りです。たぶんこの大学には卒業後、航空会社で働きたいと考えている人もいくらかいると思います。そういう人たちにとっては将来の自分の姿をイメージするのにも役立ったのではないかと思います。今回の見学はこちら側が見せてもらうだけではなく、こちらから大学を売り込む絶好の機会でもあったと思います。なぜなら見学受け入れ先の企業の方に、「『神戸夙川学院大学』の学生は勉強熱心で業界への関心も高いんだなぁ。」という印象を持ってもらえれば、3年後の就職活動の時に後押しとなるかもしれません。逆に、「この大学の学生の態度はひどいなぁ。」と思われてしまったら、エントリーシートの大学名の欄を見ただけで不採用の箱行きかもしれません。実際に採用の現場でそんな単純なことで決まることはないだろうと思われるかもしれませんが、でも今回のことの影響がまったくないとは言い切れるでしょうか?団体で行動するということはとかく目立ちます。しかも外からは特定の個個人よりも○○の集団という固まりで見られがちです。これは今回に限った話ではなく、今後も気をつけなくてはいけないことだと思います。
■和歌山マリーナシティ職業体験
ここでは、ホテル関係、ブライダル関係、アミューズメント関係と分かれて職業体験をしました。ただ話を聞くだけでなく、実際に本物の職場に立ち、体を動かして学ぶということでより実践的に刺激的に楽しめたのではないでしょうか。オレはホテルの宴会部で宴会のセッティングやテーブルマナーを教えていただきました。宴会部長を目指すオレとしては紳士たる振る舞いを身に着けるためにこれを受講するしかないでしょう!「料理人という職人が仕上げた一つの作品であるプレートを、サーブする給仕の指が邪魔することがあってはならない」という意識で、初めのうちは手の指がつりそうになるような持ち方も、やがて自然に身につきます。グラスはお客様が持つ位置と同じところを持たないよう、必ず一番下の位置を持ちます。料理はお客様の左から出し、引くのが基本ですが、カップルのお客様の間に割って入るような位置になるときは右から出すこともあります。これらは我々が特別意識しなければ気づかないような点まで全て決まっていて、細心の注意の下、給仕の手によって極めて淀みなく実行されていきます。今あげたのは従業員がお客様に対して行う作法ですが、当然ゲストが守らなくてはいけないテーブルマナーもあります。堅苦しく考えて敬遠しがちなルールやマナーですが、不恰好なことをして嫌な思いをしないために、むしろお互いがその場を楽しむことができるようにするためにあるものなのです。そしてこの心掛けもまた、パーティーの席でだけでなく、人間関係全般に通用する話だと思いませんか。他のコースを受講した人たちもそれぞれに収穫があったのではないでしょうか。職業体験で学んだこと以外にも、一見華やかに見えるホテルのバックヤードが意外に無骨で殺風景であること(でも整理整頓清潔は徹底)など、裏側を見ることで知る興味深い点もあったのではないでしょうか。
■全体的に
さてなんだかんだで、めちゃくちゃ疲れたし、大変なところも多々あった今回のオリエンテーション合宿「Rookie Jam」でしたが、オレ個人として振り返って見れば楽しめたと思っています。事前の準備不足から順調に事が進まない所も垣間見られましたし、臨機応変な対応を迫られる場面も多かったと思います。しかし急な対応を迫られるのは旅の醍醐味でもあります。今回オレはこの旅の企画側に参加させてもらい、実際の運営でもああでもないこうでもないと奔走しました。好き勝手やらせてもらった側の勝手な自己満足であるのかもしれませんが、ただついて行くだけより、動かしていくほうが絶対楽しいとオレは思います。せっかくこの大学(大学の中でもかなり特殊な部類に入ると思います)にいるのですから、皆さんも今後あるこのようなイベントや、サークルなど積極的に参加してみてはいかがでしょう。ところで、友が島から帰りの船で前後発組に分乗する際、振り分けがうまくできているのか判明せず、混乱する場面がありました。結局、実はほとんどの方が当初の振り分け通り乗船していました。しかし、各々がめいめいに判断し行動したため情報を吸い上げきれず、運営側で状況を把握できなかったのです。後発組の方々に協力していただき厳密に名簿と照らし合わせていった結果、実際は正しいことがわかりましたが、あの時は一人の協力なくしても成り立たないということがよくわかった場面でした。最後にこの場をお借りして、準備不足や運営の不手際でご迷惑、不快な思いを強いたにもかかわらず、文句を言わず団体行動に協力してくださった皆さんに感謝します。共に行動してくれたスタッフの方々もありがとうございました。
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