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January 26, 2005

会場内移動手段(IMTS、トラム、ゴンドラ・・・)

お客様が会場内を移動するのに利用できる交通システムは現時点までの発表では4種類、とされている。(個人的にはこの定義に異論があったりするのだが。。。)
会場内サービス施設>IMTS、トラム、ゴンドラ、FCバス(万博公式)

いずれも単なる移動手段としてだけではなく、環境や利用する人に配慮し近未来の実用化も狙った先端技術のお披露目であり、またこれらに乗ること自体が楽しく思えるようなアトラクション的要素も持ち合わせている。以下に順を追って解説する。これ以外にグローバルループ上を自転車タクシーを運行させるとの報道があったが公式にリリースされていないので現段階では外しておく。

■IMTS(Intelligent Multimode Transit System)
路面に敷設された磁気マーカーに(大型低公害)バスが誘導されて自動運転(無人)を行う。専用通路では3台までの隊列走行が可能であり、専用道以外の一般道では運転手が乗り込み通常のバスとしての運行を行う。会場内の路線では隊列走行の途中から有人運転で分岐させたり、隊列に合流するデュアルモード走行を行う計画。

車両とシステムはトヨタが開発(トヨタは出展物の一つという位置付け)、専用道の整備と運行管理を博覧会協会が行う。このシステムは2001年4月、淡路島の農業公園「淡路ファームパーク(兵庫県三原町)」で入場者輸送用として初めて導入されている。今回は博覧会協会が自動運転区間で第一種鉄道事業許可(定義:自ら鉄道線路を敷設して旅客や貨物の運送を行う事業者。このほかに線路を自分では持たずに他の事業者の線路を使用して旅客や貨物の運送を行う第二種鉄道事業と、自ら線路を敷設してほかの事業者に譲渡したり使用させる第三種鉄道事業がある)を取得して本格的な大量輸送機関としての運行となる。淡路ファームパークの例では許可を取得していないことや、会場内での限定的な輸送という点を考えれば遊園地内の遊戯施設と同義であり、あえて事業許可を取る必要もなかったように思うが、これは近い将来の実用化に向けて各機関にアピールする意味合いもあったのではないだろうか。

IMTSは鉄道の利点(定時性、高速性、大量輸送)と路線バスの利点(経済性・柔軟性)、それぞれを組み合わせたシステムと言える。車両の駆動方式から考えればCNG(天然ガス)エンジンで走るバスであり自動車なのだが専用軌道を走行する(逆に言えば専用道以外を自由に走行することができない)という運行形態から鉄道の性格を合わせ持つ。今回鉄道事業許可を受けたということで法的に鉄道としての分類になるがこれは専用道区間に限ったものであり、確認はしていないがおそらく一般道では道路運送車両法の適用を受けると思われる。一般道も走行できるバスが専用道を走行する交通システムとしてはガイドウェイバスの運行形態に近いと考えられ、こちらは名古屋市北部(大曽根~小幡緑地)の「ゆとりーとライン」で日本で初めて実用化されている。また隊列走行は路面電車の続行運転をイメージすればいいと思う。

路線は北ゲートとEXPOドームを結ぶ専用道とその途中の西ゲートから分岐するメッセ前までの一般道に計4駅だが駅名は本決定に至っていなかったのか資料によってまちまちである。公式ハンディブック上で「メッセ前」がその名もずばり「バス停」という全く場所を示していない名称なのにはもう少しどうにかならなかったのかと思ってしまう。

(参考)
愛・地球博会場でIMTSの試験走行を開始(TOYOTA.CO.JP~ニュースリリース~)
二千五年日本国際博覧会協会>愛・地球博線(未来鉄道データベース )

■トラム
1周約2.6キロのグローバルループ上を1編成3両で走行。バッテリー駆動を採用し環境への負担に配慮。小さな子供からお年寄り、車椅子両者も乗り降りがしやすいように設計されている。詳しい資料が無いが、おそらく床を低く車内の段差をなくすといった工夫だと思われる。LRT(Light Rail Transit)のようなものになると思われる。

運行形態はループ上に数箇所の停留所を設けるのか、タクシーのようなフリー乗降方式とするのかも含めて検討中。

■ゴンドラ
会場内を空中から展望することも出来る移動手段。長久手会場内の南北を結ぶ「キッコロ・ゴンドラ」と長久手会場と瀬戸会場を結ぶ「モリゾー・ゴンドラ」がある。「モリゾー・ゴンドラ」は会場間の周辺住民のプライバシーに配慮してガラスが曇りガラスとなる。

「キッコロ・ゴンドラ」の利用料金は大人:600円、小人:300円。「モリゾー・ゴンドラ」は無料。

■FCHV(FUEL CELL HYBRID VEHICLE)バス
長久手会場と瀬戸会場を結ぶ燃料電池ハイブリッドバス。高圧水素ガスを燃料とする燃料電池と2次電池(ニッケル水素電池)を動力源として、モーターを駆動して走行。従来のガソリンやディーゼルを燃料としたバスと異なり、排出物として出すのは水のみ。エネルギー効率が高く、静粛性にも優れている。乗降のしやすいノンステップ仕様。

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Comments

トラックバックありがとうございます.すごく詳しく書かれているので驚きました(^^

万博は前からずっと行きたいと思ってたので楽しみにしてます.どんなものが展示されるのかまだよくわかりませんけど,とりあえず乗り物系は全部おさえたい(笑)

Posted by: 春山古路 | January 26, 2005 at 18:36

>春山古路さん

こんにちは。
これらの記事は自分が覚えるためと、人に紹介するのに他のどのサイトよりも分かりやすくなるようにと心がけて書いてるのですが、自分の興味のある範囲のことはどうも調べていくうちに必要以上の情報まで加えてしまう傾向にあります(笑)
参考にしていただければ幸いです。

Posted by: masaking | January 27, 2005 at 22:37

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